(躯体鉄骨へ下地不要でALC設置の様子)

 

前回、風林火山とは

1)大きな建物(箱)を安く、早く、建てるために最適な工法であること。

2)施工費削減のため、躯体工事のコストダウンへ踏み込んだ事。

3)トラス構造の考え方の導入、設計手法を確立することで躯体工事費のコストダウンが可能となったこと。

についてご説明しました。

 

ですが、風林火山は、その他にも工夫を盛り込んでコストダウンを図っています。今回はそのあたり一部お話ししたいと思います。躯体の次に、建物の大部分を占める部分「壁」その中でも厳しい環境にさらされ、高い耐久性を求められる「外壁」。風林火山では、外壁にALCと呼ばれるパネル材を使用しています。

(ALC:Autoclaved Lightweight Concrete)

建設材料に詳しい人だと??と思ったかもしれません。コストダウンを突き詰めるのであれば、他にも安価な外壁材料があるのではないか?

確かにその通りなのです。鋼板やスレートなど、ALCに比べて安価な建材は様々あります。

ですが、外装材を配置するにあたってはその建材を固定するために下地が必要となります。我々は 外装建材とその下地までを含めてコストダウンを追求しました。

その結果がALCパネルの採用です。風林火山で想定している建物の規模は建物高さ8.0m〜10.0m超。この規模だとALCでも通常は下地の設置が必要となります。ですが、風林火山ではトラス部材のサイズ・躯体の納まりを工夫することで躯体=ALCパネル下地としています。そのため、風林火山では新たな下地が不要となります。

 

結果、コスト比:

安価な外装材+下地施工 > ALCパネル

となりコストダウンした躯体にてさらに外装工事費の削減も!となっています。このALC採用はそれ以外のメリットもあります。

 

・耐火性が高い

→建設場所・用途より法律にて建築物に高い耐火性能を求められる場合が多いです。ALCは単体でこの耐火性能を満たすため、新たな耐火工事を不要にできます。結果、ここでもコストダウンされています。(計画地の規制に制限されないというメリットでもあります)

 

・断熱性が高い

→断熱性が高いということは、通常の外壁断熱工事を縮小することができます。また、建物の熱負荷が少なくなるため空調(暖房・冷房)負荷が少なくなります。結果、断熱工事費の縮小・空調工事費の縮小・ランニングコストの軽減になります。

 

・軽量

外装材が軽量ということは、それを支える躯体の負担も少なくなります。前回の「建物を軽く・鉄骨を少なく」の話にこのALC採用も一役かっています。

 

今回は、建設費コストダウンについて風林火山の外壁にスポットを当ててご説明しました。風林火山はその他にも工夫が満載です。その話については追々・・

 

前回記事リンク:安くて早い建築工法「風林火山」とは??

 

最後に

現在、新たな風林火山を検討・開発中です。これまでの実績と工夫はそのままに、ご要望頂くことが多いパチンコ店での採用をふまえて、パチンコ遊技設備とその設備含めた建物全体の建設方法までコストダウンを追求中です。なんだか、設計事務所・デザイン事務所の域を超えてしまっている気がします(もうとっくに超えています・・)

みなさまへ、ご紹介・ご提案できる日へ向けて鋭意検討中です。もうしばらくお待ちください。

 

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 (平成30年-夏 竣工)